ゲル化粧品
フェースグループがいち早く着目した、
合成界面活性剤(*1)や油分を使わない、ゲル製剤。
・一般的な化粧品は、肌表面の保護のための「油分」と、有用成分を主体にした「水分」、さらにこの油分と水分を均一に混ぜ合わせるための「合成界面活性剤(乳化剤)」を使用しています。これが乳化製剤の化粧品です。
乳化製剤の化粧品
・乳化製剤は、肌表面を油膜で保護し、肌から水分が蒸発するのを防いでいるが、角層内のラメラ構造(*2)を整えることができないため、時間とともに油膜がなくなったり、洗い流されたりすると、保湿・保護ができなくなります。
・「ゲル」は化粧料基剤としての安定性と安全性に優れており、水溶性の有用成分を大量に保持できると共に、合成界面活性剤を使用する事なく、ある程度の油性成分をも保持することができます。
ゲル製剤の化粧品
・フェースグループはこの「ゲル」という成分にいち早く着目。1988年にゲル化粧品「ビオソーム」を発売した「ゲル化粧品のパイオニア」といわれています。
・フェースグループの化粧品技術進化の始まりは、このゲルベースの無添加処方です。
【関連リンク】
- *1 親水基・親油基とも石油起源の化合物から成る合成界面活性剤
- *2 水分と皮脂によって構成された角層の構造